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得るもの、失うもの
どの業界にも人手不足の影響が押し寄せる昨今。厚生労働省のウェブサイトには、2050年問題としてはっきりと明示されている。
昼ごはんは仕事のついでに済ますことが多い。よく行く店、たまに行く店。久しぶりのラーメン屋に行った。おっ!ここもタブレットになってる。となった。チェーン展開する飲食では、業務効率化を図って人手不足解消、人件費削減し、価格の維持や品質を担保している。個人的にチェーン展開する店舗では、大いにやれ、どんどんやってください。と思っている。繋がりが薄いから。がしかし一方で個人店ではどうか?同じように人手不足なことは変わりない。では大手FCチェーンと肩を並べて、やれ業務効率化だ、タブレットだとやっても良いのだろうか。得られるものは多い。たとえ一人店主の店であっても「時間」を得ることができる。しかし失うものはそれ以上に大きいかもしれない。「お客さんとのコミュニケーション」だ。特に高単価の商売の場合、食事をしに来ている訳ではない。わざわざ足を運び、店主の顔を見に来ている。そして空間を楽しみ、雰囲気に浸り、料理・サービスを堪能する。飲食店はエンターテイメントの場だと僕は考えている。
話を戻してランチタイムのお会計。自動精算機が導入されていた。これも業務効率化。メリットは人件費削減、誤操作が無くなる。データの取得が容易などたくさんある。でも「ごちそうさま」「ありがとう、美味しかったよ」って言いたい言えない、言いにくい。言っても店員側が聞いていない、コミュニケーションがとれない。「いつも有難うございます、またお待ちしてます」その一言があるだけで、「また来よう」ってなるのに。記憶に残る。
ブランディングの師匠、阪本啓一先生も「顧客とイチャイチャしよう」と言ってる。人口減少問題、超絶深刻です。バランス考えないと生き残れない。
阪本啓一 先生 noteより
この記事とても勉強になります、ぜひご一読を。
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