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制作ストーリー
アリシア日記
大切にしていること
2024.01.12 update
【対談】ロゴデザイナー 佐藤浩二(COSY DESIGN) × サインデザイナー 岡野稔功(Alishia inc.)
佐藤さんへのお客さまインタビューを終えて撤収するつもりが、流れるようにはじまった対談。
自分の仕事が大好きで、誇りを持ってデザインでの課題解決に取り組んでいることが伝わってくる。そんな対談でした。
全文を載せられないのが心苦しいのですが、対談の一部を公開します。
サインデザインの Alishia inc. 岡野稔功
「それだけのことなのに、誰も気づかないし、誰も言わないんですよ。」
×
ロゴデザインの COSY DESIGN 佐藤浩二
「独りよがりになっちゃう。みたいなね。」
ロゴデザインと、サインデザインのこと。 会話から、大切なことが見えてきました。
目的をもって、美しく見せるために
佐藤さん
そのロゴがどこで使われることが一番多いのかっていうのをまず知っておくべき。
トッシー
大事ですね。
佐藤さん
佐藤可士和さんの本にも書いていたけど、ショッパーで持ち歩くことがほとんどなんだったら、そのショッパーの中で一番ロゴがカッコよく見えるバランスで作るのが大事。
トッシー
面に対してパンッパンに入れられてしまったりとか、ありますよね。
佐藤さん
そうそう。
そんなもん、レイアウトだけするから相談してくれたらいいのに〜みたいなね。
そんなもん、レイアウトだけするから相談してくれたらいいのに〜みたいなね。
トッシー
そう。お渡ししてしまったが故になってしまった事故みたいな。
佐藤さん
バランス悪すぎ、みたいなね。
トッシー
そうなんですよ。やっぱり余白とのバランスだったり、あると思うので。
佐藤さん
この比率に入れた時に一番映える。
このショッパーで使うことがほとんどなのに、細長い横長のロゴタイプを組んでしまったら、これ以上大きく出来ひんやん。みたいな。
このショッパーで使うことがほとんどなのに、細長い横長のロゴタイプを組んでしまったら、これ以上大きく出来ひんやん。みたいな。
佐藤さん
あらかじめ、このロゴは何に使うことが多いのかが分かっていたら、2行組にしてしっかり見えるような見せ方があった方が良いんじゃないかとかっていう提案ができるけど、
何も知らないと横長のロゴを作って、「これがいいんです!」みたいなことを独りよがりに言っちゃう、なんて事が起こり得るんですよね。
何も知らないと横長のロゴを作って、「これがいいんです!」みたいなことを独りよがりに言っちゃう、なんて事が起こり得るんですよね。
佐藤さん
やり過ぎるとパターンが多すぎて困るけど、最低限これとこれとこれぐらいの組み合わせが
あれば大体いけるやろうなっていう感じのものは想定して作るんですよね。
あれば大体いけるやろうなっていう感じのものは想定して作るんですよね。
トッシー
あくまでもサインを基準にしたデザインのレイアウトになりますけど、僕もロゴ含めて結構デザインを提案する時は、正方形に近いようなレイアウトと横長になるようなレイアウトを用意するようにしていますね。
トッシー
よく使う袖看板って、結構縦長じゃないですか。
例えば正方形みたいなロゴを作ったとして、袖看板ほしいって言われた時に、全然レイアウトがはまらないじゃないですか。
そういうのはもう今まで何回も見てきているので、業界的なあるあるですけど、気をつけるようにしていますね。
例えば正方形みたいなロゴを作ったとして、袖看板ほしいって言われた時に、全然レイアウトがはまらないじゃないですか。
そういうのはもう今まで何回も見てきているので、業界的なあるあるですけど、気をつけるようにしていますね。
佐藤さん
僕もそんな感じですよ。正方形っぽく収まるパターンと、横長のパターン。
2パターンは必ず作ってますね。
その中でも佐藤可士和さんみたいに「どこで使うのがメインなのか」っていうのがはっきりしていれば、その比率に入れた時に一番カッコよく見えるものを、っていうので考えるといいのかなと思います。
2パターンは必ず作ってますね。
その中でも佐藤可士和さんみたいに「どこで使うのがメインなのか」っていうのがはっきりしていれば、その比率に入れた時に一番カッコよく見えるものを、っていうので考えるといいのかなと思います。
佐藤さん
どう使われるのか。すごく大事ですね、何に使うのか。
消費者と通じ合うために
トッシー
言われてみたらそうやなとか、確かに!みたいなことって結構あるんですよ。
クライアントと消費者がいるとしたら、クライアント側の一方的なメッセージの発信になっていることが残念ながら多い。
「書いてるからわかるやろ」みたいな。
クライアントと消費者がいるとしたら、クライアント側の一方的なメッセージの発信になっていることが残念ながら多い。
「書いてるからわかるやろ」みたいな。
佐藤さん
看板の前まで来たらわかるけど!ってね。
トッシー
結局、看板の向きをどうするかだけの違いみたいなこといっぱいあるんですよね。。
いや、消費者の動きってこうだよね?みたいな話で。
この向きに付けてしまったら、情報って目に入らないよね?みたいなことになり得るんですよね。
いや、消費者の動きってこうだよね?みたいな話で。
この向きに付けてしまったら、情報って目に入らないよね?みたいなことになり得るんですよね。
トッシー
同じお金をかけて、つける方向が違うだけなのに、誰も気づかないんですよ。誰も言わないんですよ。
でも本当は、消費者がどう見るのかっていうところを設計するのが一番大事なところだと僕は思っているので、
クライアントのことを考えながら消費者を見て、消費者側からの提案を持ってきてはじめてクライアントが本当に喜ぶっていうのはあると思うので。
そこを常に意識はしていますかね。それが結果的にクライアントの売上にもつながってくると思うので、一番気をつけるべきポイントなのかなと思いますね。
でも本当は、消費者がどう見るのかっていうところを設計するのが一番大事なところだと僕は思っているので、
クライアントのことを考えながら消費者を見て、消費者側からの提案を持ってきてはじめてクライアントが本当に喜ぶっていうのはあると思うので。
そこを常に意識はしていますかね。それが結果的にクライアントの売上にもつながってくると思うので、一番気をつけるべきポイントなのかなと思いますね。
佐藤さん
その視点すごく大事だと思う。
トッシー
ありがとうございます。
それぞれの考えを共有することで、デザインについて大切なことは共通しているということを改めて認識できました。
言葉だけを聞くと当たり前のように思えることでも、実際の現場でどれだけ自然と取り組むことができるか。自分の考えをしっかりと言語化し、行動に移す。その積み重ねが、今の姿を作っているのだろうなと感じました。
最後までご覧いただき、有難うございました!
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