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制作ストーリー
2024.09.02 update

てあて薬局さんとの半年間(2)|ブランディング事例

てあて薬局さんとの半年間(2)|ブランディング事例

こんにちは、はるちゃんです。

屋号を変えるという機会を、描いていきたい未来を歩むきっかけに。

大阪府岸和田市で 約50年、地域の健康増進をサポートしてこられた岸和田薬局さん。
薬局の屋号を変更することが決まり「名刺と看板を作り替えたい」とご相談いただいたのが、このストーリーの始まりでした。

思い、コンセプト、屋号、看板(店舗の見た目)の統一性がメインテーマです。

代表の炭谷さんと 事業に対する思いと認識を共有し、約半年間かけてコンセプトの見直しから、看板リニューアルまで伴走させていただきました。
自分自身の振り返りのためにも、取り組みの内容をブログにしていきます。

よろしければお付き合いください。

◆ ブランドコンセプトの見直し|2024年2月〜

STEP1 お客さんに何を伝えたいか?

実は、看板のご依頼は三度目でした。

2018年3月:初回リニューアル

before

after

2020年7月:移転に伴うリニューアル

入居当時の写真

移転開業時の店舗

数多くの漢方薬を取り扱っておられる岸和田薬局さん。

同じ人間という生き物でも、一人一人の心臓や脳はそれぞれの個性を持っている。
一つ一つの個性に合わせて、整える。
起こった症状に対処や治療するのではなく、そもそも不調が起こりにくくするために常日頃から体を整えておくことがとても大事だと。

今回のリニューアルにおいては、

「漢方薬を飲んで体を治すこと」ではなく、
「常日頃から体を整えておくという考え方」を伝えたい

というのが炭谷さんの思いでした。

STEP2 なぜ伝えたいと思ったのか?

<使命>
地域の健康増進のサポート

<理念>
誰しもの笑顔のために行動する

<ビジョン>
地域貢献で社会に還元する
いかなるものの健康相談に対応
コミュニケーションのある薬局

効果を実感してくださるお客様の声を耳にするうちに

お客様の話をとことん聞いて、聞き出して、その人が一番困っていることを軽減するにはどんな方法があるのかを考える。手術や施術と違って即効性は低いかもしれないし、完治させるのは難しいかもしれないけれど、体の状態を整えることで普段の生活に支障をきたさないレベルまで改善することはできるのではないか?という考えを持つに至ったそうです。

STEP3 お客さんが岸和田薬局を選ぶ理由は?

実際に、

どのような評価があるのか?
なぜ評価されているのか?

調べるため、アンケートを実施しました。

↑ 実際のアンケート

待ち時間でアンケートに答えてくださった10名のうち、

・月に一度は薬局を利用する(5票)
・岸和田薬局を選んだきっかけは口コミや評判(4票)
・薬局選びはスタッフの対応やサービスの質を重視する(6票)
・岸和田薬局のスタッフの対応やサービスの質に対して非常に満足している(7票)

このような結果になりました。

また、スタッフさんとお客さまの間でどのようなコミュニケーションがとられているのかを見るため、スタッフさんにもアンケートをとりました。

4人中3人の従業員さんが「顧客対応やコミュニケーション能力」に自信を持ってサービスを提供していることがわかりました。

ここまでで分かったこと

一方通行な情報では、いくら大きな声でたくさんの情報を発信したとしても、届けたい相手の元には届きません。

アンケートを通して、サービスを提供する側が考えていることと、実際にお客さんに伝わっていることを確認し、現状を把握することができました。

NEXT>>> STEP4「大切にしている言葉」から何を連想する?

次回のブログは、
情報を届けたい相手(お客さん)になりきって、新しい屋号を考えるヒントを集める取り組みを振り返ります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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